統合失調症の場合

 ※ 統合失調症は、以前は精神分裂病と呼ばれていましたが

   病名が適切でないということで、名称が変更されました。

   現在では、いい薬がありますので入院の必要もなく

   早期治療で、症状を出来るだけ抑えることが出来ます。

 統合失調症を、20歳になる前の青年期に発症した場合

 20歳前障害基礎年金での請求になります。

 

 20歳時点で状態が悪かったら、20歳になった時点での

 障害基礎年金の請求が可能ですので、ご注意下さい

    

 【参照】 20歳前障害基礎年金については、コチラ 

 

 20歳前障害基礎年金に該当する場合には

 20歳時点の診断書が作成でき、今までの経過を申立書に

 きちんと書くことにより、最大で請求時点より5年分

 さかのぼって障害年金をもらえる場合があります。

 

 20歳前障害基礎年金に該当しない場合には

 通常の障害年金の請求になりますので

 まずは、20歳前障害基礎年金か否かをご確認下さい。

 20歳前に初診日があるから、必ず20歳前の診断書を

 請求時に提出するとは限りませんので、その点ご注意下さい。

  

 審査の場合には、診断書による一時点の状態での審査でなく

 その病気の継続性が一つの目安になっているため

 病歴・就労状況等申立書で、の点を記す必要があります。

   申立書も重要なので、提出前にその内容をご確認下さい。 

  

 幻聴や妄想の症状がなくても、暴言・暴力・極端なこだわり等

 人格変化が著しい場合、障害年金をもらえる可能性があります。

 更に、以前は幻聴・妄想等があったが、現在はほとんどなく

 陰性症状で無気力・無表情等の場合も審査では評価対象なのです。

 

 そのため、現在お勤めされている方でも今までの経過や

 現在の状態によっては、もらえる事があります。

 

 ※ 統合失調症の場合、かなり初診日がさかのぼり

   初診日証明が困難なことが生じますので

   早めに障害年金について、ご相談下さい

   現在、お仕事をされている方でも

    特に過去に入院された事がある方はご相談下さい

§ 統合失調症での障害年金の請求では、入院歴や過去の

   エピソード等が重要視されます。現在の状態が安定していても

   過去に状態が悪かった時期があれば、是非請求されて下さい。

  (措置入院をされた事がある方も是非請求されて下さい。)

  

   請求の際には、申立書での今までの経過を的確に書いて

   審査側に伝える必要があります。

ご家族の方へ

 ご本人が自分で書類の提出くらいすると言いつつ

 数ヶ月なり、数年経っていませんか?

 障害年金は後で請求するほど、手続きが難しくなります。

 ご本人の意思を尊重することも大事ですが、請求が遅れると

 最悪の場合、前の病院でのカルテが処分されてしまい

 請求さえ出来ないこともあります。

 

 ご相談のうえ、障害年金について考えてみませんか?

 統合失調症は障害年金を請求すれば、認められやすい傷病ですが

 さかのぼって認められ、さかのぼって障害年金をもらうには

 出来るだけ、障害認定日時点と請求日時点の間が短い方が良く

 この間が長いと、さかのぼって認められにくくなります。

 

 そのため、障害年金の請求ができるのであれば

 早めに準備を行なって、早めに請求することをお勧め致します

 精神の病気での障害年金の請求について

 専門のHPでも、紹介しています。

 → クリック! 熊本で、精神的な病気で障害年金の相談・請求


     ※ 精神的な病気の併存の場合

       コチラをご覧ください。

※ 精神障害者保健福祉手帳の等級は、参考程度であり

  直接、障害年金の障害等級には影響しないので

  手帳を所持されていなくても、障害年金の請求は出来ます

【参照】 精神疾患での障害年金の認定(審査)基準

     については、コチラ

【重要】 請求(提出)の際には

     必ず診断書・申立書の控えを保管して下さい

統合失調症には、陽性症状と陰性症状があります。

陽性症状として

 ・ 幻覚や幻聴:現実にないものを感じます。

 ・ 妄想:非現実的なものやあり得ないことを信じます。被害妄想等

 ・ 自意識の障害:自分と外の世界の境界がハッキリしなくなり

   誰かに支配されているような感じがします。

 ・ 思考の障害:思考・会話・行動にまとまりがなくなります。

 ・ 行動の障害:他人から見ると奇異な行動や発言が目立ちます。

陰性症状として

 ・ 感情鈍麻・平板化:喜怒哀楽の感情自体が乏しくなります。

 ・ 意欲減退・意欲低下:何事にも無関心になります。

 ・ 思考の低下:思考力が低下し、会話も少なくなります。

 ・ コミュニケーション障害:自閉的になります。

※ 症状や程度は、人によって異なります。

※ 長期的な治療が必要になりますので、一時的に調子が良くても

  自己判断で通院や服薬を止めないことが重要です。

【過去の障害年金の診断書作成 医療機関】(精神疾患のみ掲載)

 

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