視覚障害・聴覚障害で障害年金を請求される方へ

 視覚障害・聴覚障害で障害年金を請求する場合に

 初診日の証明がポイントになるので、十分な時間をかけ

 初診日の証明に力を入れる必要があります。

  

 初診日がかなり前にある場合でも、何とかなる場合があります

 自己判断や思い込みで最初からあきらめないことです。

 身体障害者手帳を持っていらっしゃる方では

 手帳の交付時よりも、悪化していることがあります。

 手帳の障害等級と障害年金での障害等級は違いますので

 一度、障害年金がもらえる程度に該当するのか

 確認することが重要です。

視覚障害の場合

 眼の障害は、視力視野調節機能フクソウ機能(眼球の調整機能)

 まぶたの欠損障害に区分されます。

 

 審査で視力は、両眼の矯正視力ので判断されます。

 そのため、片方の眼の視力が良い場合には

 視力のみでは障害年金の受給の対象外になります。

   例) 左 0.03, 右 0.01 では、0.04 がその和になる。

   但し、3級や障害手当金は各々の数値を用います

 

 【重要】

 良い方の眼の視力で判断されるように改正されています。

 

 視野障害で2級相当の障害の程度とは

 両眼(各々の眼の視野)の視野が5度以内のものです。

 よく人とぶつかったり物を下に落とすと探すのに時間がかかったり

 テレビ中心部分しか見えない等、視野が狭くなると

 日常生活では非常に困ります。視野の程度をご確認下さい。

 

 また、調節機能・輻輳機能障害としては、モノが二重に見えたり、

 頭痛等の眼精疲労が生じ、読書等が続けられないことが挙げられます。

 

 また、視力障害と視野障害が併存する場合

 両者の障害の程度をあわせて、障害程度を審査します。

 

 特に身体障害者手帳5級以上の方は、主治医に

 障害年金の障害等級に該当するような状態なのか?

 一度、ご相談下さい。

 

 ※ 糖尿病性網膜症では、糖尿病との因果関係がありとされ、

   糖尿病で初めて医師の診察を受けた日が初診日とされます。

 

 ※ 網膜色素変性症では、先天性で一概に20歳前に

   初診日のある20歳前の障害基礎年金とは限りません。

   初診日が果たしていつになるのかを、検討して

   初診日を証明するものを準備しなくてはいけません。

 

 ※ 白内障緑内障眼球委縮視神経萎縮 等でも

   障害年金がもらえる場合もあります。

 

 ※ 障害年金をもらっている方で、もらっている障害等級より

   上位等級に該当する程、悪化していることがあります。

   定期的に検査を受け、ご確認下さい

 

 § 視覚障害のある方には、是非ご家族・知人等から

    ご本人に障害年金の情報をお伝え下さい。

 § 20歳前に初診日がある方は、20歳になった時点で

    障害年金の請求が出来ることがありますので、ご注意下さい。

【重 要】 視野に障害のある方へ

※ 視覚障害の審査基準の変更で、視野障害の2級に

  基準が一部追加されています今まで該当しなかった方も

  もらえることがありますで、過去に視野障害で

  不支給になった方も、請求で受給できる可能性があります。

【参照】 障害年金の認定(審査)基準については、コチラ

【重要】 請求(提出)の際には

     必ず診断書・申立書の控えを保管して下さい

 

 § 認定基準が変更されたため、視野障害がある場合

    網膜色素変性症・緑内障・糖尿病性網膜症 等で

    3級の方は請求で2級になる可能性もあります

    次回更新前に請求できる場合もありますので要注意です。 

【検索キーワード】

  明暗弁・手動弁・輪状暗点・視野狭窄・夜盲・欠損・網膜剥離

  網膜色素変性症・緑内障・半盲性・まぶた・痙攣・糖尿病性網膜症

  白内障・眼球萎縮・視神経萎縮・視野障害・輻輳機能・複視

  熊本市・熊本県・眼科・動静脈奇形(脳梗塞)による視野狭窄

聴覚障害の場合

 聴覚障害の障害の程度の判断は、聴力レベルによります。

 

 聴覚レベルは、視力のように各数値の和ではなく

 両耳、それぞれの聴力で審査されます。

 (検査の数値は、補聴器等の補助用具を用いないときのもの)

 つまり、審査基準で定められている、両耳の聴力レベルとは

 それぞれの耳の聴力レベルが●●デシベル以上という意味です。

 

 聴覚障害で身体障害者手帳4級以上を所持されている方は、

 障害年金がもらえる可能性があります。

 

 ※ 感音性難聴と健診等で指摘、療養上の指示を受けた場合

   健康診断受診日が初診日とみなされます。

 

 ※ 診断書作成には、語音明瞭度の検査が必要なので

   予め、医療機関に出来るか否かを確認されて下さい。 

 

 ※ 人工内耳装着の場合、人工内耳の対外装置を外した状態で

   検査を行い、診断書にその程度を書いてもらいます。

   審査上、この場合は補助用具を外した状態での判断になります。

 ※  障害年金を請求する際に1級に該当するような場合

   通常の検査に加えて、聴性脳幹反応検査等

   平成27年6月以降分の請求から必要になります。  

【検索キーワード】

  聴力レベル・デシベル・オージオメータ・最良語音明瞭度

  平均純音聴力レベル・伝音系難聴・感音系難聴・熊本県立盲学校

  熊本市・熊本県・耳鼻咽喉科・感音性難聴・真珠腫性中耳炎

※ 身体障害者手帳の等級は、参考程度であり

  直接、障害年金の障害等級には影響しないので

  手帳を所持されていなくても、障害年金の請求は出来ます

【参照】 障害年金の認定(審査)基準については、コチラ

【重要】 請求(提出)の際には

     必ず診断書・申立書の控えを保管して下さい

 ブドウ膜炎・緑内障・白内障・眼球委縮・無水晶体症

 網膜色素変性症・網膜剥離・腎性網膜症・糖尿病網膜症

 網膜脈絡膜委縮・ベーチェット病による緑内障 等

 感音性難聴・突発性難聴・神経性難聴・メニエール病

 頭部外傷や音響外傷による内耳障害・骨髄炎・小脳出血 

 葡萄膜炎 

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